東京ゴッドファーザーズ

というわけで録画物をやっとチェックした訳ですがこれが面白かった！アニメーションですが内容はSFでもファンタジーでもない人情喜劇風味で、ちょっと見には何故にこの話をアニメでやる必然性が。と思ってしまうのですが、クライマックスで限りなくファンタジーに近づいてしまうあたり、アニメでやる意義は十分にありました。あと実写ではここまで表情豊かなキャラクター描写はできないでしょう。何もアニメの独壇場は動くロボットとかファンタジックな異世界とかだけではないのであって、こういうフツーの人間をこれだけ魅力的にデフォルメして生き生きと動かす事ができるのはアニメならではのものであります。
中身はイイ話あり、イタい話あり、泣かす話ありで途中なんどもウルッと涙腺が緩みかかります。どうもわたくし最近は心に傷を負ったり大変な苦労を背負っていたりする人がそれにもかかわらず垣間見せる優しさというものに弱いらしい。それがどれだけ尊いものかがこの年になって分かってきたということでしょうか？（何をエラそうに）