カジノロワイヤルの手帖

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選挙

というわけでテレビその他が選挙選挙とかまびすしい毎日。しかし真面目に投票しようとしてあれこれ調べてみると、最初から論外という政党を除けば、どの政党もやってることは痛し痒しというか、一長一短というか、あの公約はいいんだけどこの政策はちょっと待てコラ、というのがあって非常に悩ましい。つか決めかねる。まあ結局は涙をのんでというか目をつぶって妥協の果てにどこかに一票を投じなくちゃいけないわけですが、となるとどうしても地味な問題は捨て置かれて、目立ってる問題(今回だと郵政のアレとか)についての政策のみで支持政党が決まってしまうということになりやすい。
で、政党自体もそのことは良く判ってる上で、人々の耳目を集めている問題(つまり郵政のアレ)を前面に押し出すか、あるいは漠然としたイメージ戦略のみで有権者にアピールしようとしてるくさいんですが、その陰にちゃっかり人権擁護法案みたいな突っ込みどころ満載の政策が隠れているから困りました。これ、いいのか。郵政のアレに比べるとほとんどノー議論のような気がするんですが。
まあオイラみたいな無党派層が投票するときはどうしても政策本位になっちゃうわけなんですが、そういう層にはデジタルに一人一票というのは実に割り切れないモノがあるわけで、じゃいっそのこと一人五票とか十票とか与えちゃって、あとは有権者の判断で任意の比率で割り振って投票できたらのう、とか思ったり思わなかったり。