カジノロワイヤルの手帖

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PSE法その後

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060314-00000053-mai-bus_all

反対運動が具体的に実をむすんだようで、ヴィンテージ音響機材など、希少性の高い物品については中古販売が認められることになりました。非常に喜ばしいです。運動を牽引してくださった各方面の方々の奮闘には心から敬意を表するしだいであります。

しかし…希少性の高い物品といってもどこからどこまでを指すのかが曖昧ですし、ヴィンテージ機材が良くて一般家電が依然としてダメな理由がまだ分からない。むしろ、ヴィンテージ機材の販売を認めたことで、「電化製品の安全を担保する」というこの法律の目的が実効性の薄いタテマエであり、単にマークをつけさせるだけの法律に過ぎないんじゃないのか、という疑いがさらに強くなってきました。もちろんマークをつけるためにはいろいろ審査とか検査とか申請があるわけで、そういう法人を作る事で天下り先や利権構造を新しく作っているだけではないのかと。

今回の規制緩和そのものは非常に喜ばしいんですけど、反対運動の急先鋒だったヴィンテージ楽器、オーディオ機器の規制を緩和することによって、この法に対する反対運動全体がガス抜きされ、お茶を濁されてしまうのはそれこそ経済産業庁の思うツボでしょう。あくまで中古家電全体を規制の対象から外さない限り、解決とはいえません。

ただ、世論を盛り上げることによって官公庁を動かすことができたこと、また、動かせる事を知ったことはひとつの収穫であったと思います。