カジノロワイヤルの手帖

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「くっすん大黒」町田康

くっすん大黒 (文春文庫)
うは。うはは。うははははは。面白すぎます。思わず吹き出さずにはおれません。とにかく言語感覚がおかしくてそれだけで笑いが。「ひょっとこ参上」「たにし野郎が」「ロボット同心」「淫乱バスト・秘密の大戦略」といった単体でも破壊力の高いフレーズが独特のグルーヴィーな文体で繰り出されて悶絶します。そのセンスは吉田戦車松本人志に近くもまた独特、というのが近いかもしれないですが、それが乗る文体のグルーブ加減はやはり作者がミュージシャンだった所以なのだろう、と強く思うのであった。とにかくまた新しい日本語の可能性をみました。文学あなどれじ。