カジノロワイヤルの手帖

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「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティー

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
えーとこれも「アクロイド殺し」同様ネタがバレた状態で読んだのですが(子供の頃に映画版観たのです)、その状態だとさすがにサスペンスも薄れますね。でも面白く読んだであります。映画版は出演がオリバー・リード、リチャード・アッテンボロー、ゲルト・フレーベ、アドルフォ・チェリなど悪役の見本市みたいな状態で、間違ってもこいつらと一緒に館に閉じ込められるのはカンベンと泣きが入ります。それはさておき、これはやはり本格ではなくて異色のサスペンス小説かと思います。「アクロイド」といい「オリエント急行」といい「そして誰も」といい、クリスティはやったもん勝ちの小説が多いですが、ただアイディア一発勝負ではなくてちゃんと味読に耐える小説として完成させているのが現在も愛されている理由なのでしょうね。映画版もっかい観たいな、コレ