カジノロワイヤルの手帖

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真夜中の弥次さん喜多さん

真夜中の弥次さん喜多さん DTS スタンダード・エディション [DVD]
タイトルはやっぱり『真夜中のカーボーイ」からきてるんでしょうか。ヤク中を治すためにお伊勢参りの旅に出る弥次さんと喜多さんの愛のロード・ムービー。しかし中身は豪華キャストとナンセンスギャグとヤク中の妄想がパンパンに詰まったドラッグ・ムービーでした。つかキメ過ぎ。オーバードーズです。ブッ飛び加減は寺山修司もかくやというレベルですし、ギャグの数々もドリフ系から脱力系まで幅広く、なにより弥次さん喜多さんが男同士でありながら愛し合っているというシチュエーションからしてカオスです。長瀬智也(弥次さん)と中村七之助(喜多さん)が意味も無く「てやんでい!」「べらんめい!」「てやんでぇーい!」「べらんめぇーい!」とひとしきり叫びあったあげく抱き合ってチュー。という感じでなんとなくこの映画のノリをご理解いただきたいと思います。が、それでいて実は愛と憎しみと生と死というディーーーープなテーマを扱っており、ラスト近くの展開はクドカンやるな!とうならされます。いやうなされると言ってもいい。相当にドラッギーです。


『007/カジノ・ロワイヤル』(1967年版)がそうであったように、無闇な豪華キャスト、キテレツな内容、詰め込まれたナンセンスなギャグの数々、というあまたの相似点から、この映画は何年かすると大カルト・ムービーになってるんじゃないかと思います。これ、原作読みたいな。買ってこよ。