カジノロワイヤルの手帖

banのスットコドッコイ映画感想&小説漫画音楽路上日常雑感。

アース

アース
当初は特に観る気はなく、むしろ同じシネコンでやってた魁!男塾』のほうにオイラのアンテナは感応してたのですが、同居人の「じゃあ!わたしがオゴるから!」発言でようやく重い腰があがりました。いや真面目な話、映像はホント美しいですよ。極寒の北極から灼熱の砂漠、動物への接写やスローモーションなど、撮影の素晴らしさは特筆もの。ホオジロザメがオットセイをくわえてあの巨体を空中に踊らせ凄まじい水しぶきをあげる様など、よくぞこのチャンスを逃さなかった!とカメラマンの方に2万点と粗品を差し上げたい。しかし、やはりここまで美しい撮影を貫き通したのであれば、一切CGによる合成、加工は避けて頂きたかった。いやほとんど使われていないとは思うんですが、オーバーラップや宇宙からの映像などには明らかに使われてて、こういうのは一つ使われてると、あそこにもここにも、この美しい映像も実はCGなのでは。わし騙されとんのと違うか。と思わず考えてしまうのです。自然のドキュメンタリーであればこそ、CGが使われていると感じた瞬間に、映像の美しさや価値がスポイルされると思うのです。季節の移り変わりをCG加工のオーバーラップなんぞで観せなくても、ふつうにカットバックするだけで十分じゃないですか。ねえ。


あと、基本的には自然ドキュメンタリーであり、美しい映像と音楽にゆったりと包まれる状態が続くので場合によっては意識が遠のきます。ていうかおいら中盤で実にすやすやと眠っ、もとい意識が地球規模で遠くなってしまい、劇場を出た後同居人に「あの象がライオンに食われるシーンがね!」と言われたときも「ライオン?」と素で答えてしまってせっかくオゴってくれたのにすまなんだぁー!と恐縮恐縮。いやしかし後ろの席からガキが座席の背もたれを間断なく蹴り上げてくるのにもかかわらずあの心地よさにはやはり抵抗ができず…。いや恐縮。