カジノロワイヤルの手帖

banの映画感想&小説漫画音楽路上日常雑感。

牡蠣とサロマ湖と私

三連休は久しぶりに二泊三日の長距離ドライブに行って参りました。札幌→増毛→留萌→苫前→サロベツ原野→稚内→ノシャップ岬→宗谷岬→枝幸→紋別→サロマ湖遠軽旭川→札幌。トータルで700Kmぐらいは走ったんじゃないだろうか。当初は枝幸から内陸に入って旭川へ向かおうと思ってたのですが、時間的に余裕がありそうなのでサロマ湖まで足を伸ばしてみました。


というのもサロマ湖は10月半ばから牡蠣のシーズン。あまりに好き過ぎて同居人が真顔で引いてゆくくらいの牡蠣ラヴァーのオイラとしては山積みにされて沈黙している牡蠣の大盛りを成敗しちゃるわーというくらいの意気込みでワクテカしながら現地へ車をぶっ飛ばした訳です。


天気も大変よろしく、サロマ湖がキレイに見えて参りました。小学校のころ、国語の教科書で「サロマ湖のひみつ」(題名うろおぼえ)という小文を読んで以来行ってみたい湖ランキングのトップ3にあった湖なので感慨もひとしお。山側から見ると水平線と空の境界にぼんやりと陸地が見えるくらいなので湖というよりは海に見えますが、水辺に立っても潮の香りがあまりしません。このへんがやっぱり湖の証しですかね。


とりあえずは道の駅に寄って、牡蠣の燻製でも買って行くか、もしくは焼き牡蠣なんぞ売ってたら焼いたはじから食い尽くしてくれるわいと意気込んで行きましたところ、貝類はどこを見てもホタテホタテ、土産も屋台もホタテ一色。ホタテをなめるなよ。と言う感じで牡蠣のカの字も拝めず、とりあえずはそこで佐呂間町の観光案内を手に入れて、水産物加工販売の店や食事処を確認。国道沿いにある水産物の店にアタックしたりもしましたがそこもホタテホタテでホタテバーガーまで売ってるのに牡蠣関連のブツはまるで置いていないというありさま。もう牡蠣の鬼と化したオイラは遠回りになるのを覚悟で浜佐呂間地区まで南下。そこでやっと牡蠣を扱っている店を発見して入ってみましたが、地方発送は受け付けているものの店頭では生牡蠣は出しておらず、時間の関係もあって唯一食堂で出しているカキフライ(の卵とじ丼)を注文(画像)。これはこれで美味しかったのですが、やはり残る生牡蠣食いまくり@サロマ湖への未練。しかしもう帰路につかないと時間がというワケで、泣く泣くサロマ湖を去ったわけです。


その後、高速をぶっ飛ばして旭川〜札幌間を1時間で南下。家に帰る前に晩飯買って返ろうと思って近所のスーパーに入ったら鮮魚部にサロマ湖産の生牡蠣(剥き身)が並んでました。なんで現地で見つからず遠く離れた札幌にオマエがおる。というわけで買ってウチでおいしく食しましたが、複雑な心境でしたよ。