カジノロワイヤルの手帖

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地獄の貼り紙部屋(総集編・その2)

続きです。しかし2008年のこのブログの総決算がまさかこんな記事になろうとは一体誰が予想したでしょうか。しません。今回は未公開画像も一挙公開です。






作品8号。さあ初っぱなから謎だらけの図柄です。一体このおっさんは誰だ?しかもその服装は?バックに心霊写真のように浮かんでいる人影の数々は?しかもうち一個は後光をしょっています。コメント欄でいくつかの意見が出ましたが、今のところこのおっさんは俳優の角野卓造ではないかという説が有力です。しかし有力というだけであって決定打ではないのがもどかしい。仮に角野卓造だったとしても(9)という文字の示すところは何か。さらにその囚人服のような服と袖口の赤は何か。胸元のバーコードは何か。頭から移植して来たのか。そしてにこやかな笑顔と共にキメられているファックユーのハンドサイン。「ご遠慮願います!」というコピーが何かの欺瞞としか思えない問題作と言えます。



作品9号。これも問題が多い作品です。何が問題かってこいつらの顔が無性に腹立たしいところ。お前ら鉄板で無職だなと我知らず思ってしまうスーダラさとふてぶてしさ。兄妹そろってはみ出した腹も怒りのあまりボディーブローの標的にしたくなります。そしてトドメにアンパン満男・満子という自称。うっかり音読みした場合勝ち負けで言うところの「負け」の状態にさらされます。あームカつくわー。



作品10号。突如思い出したかのようにセクシー路線にカムバックですが、ディティールがまた人を舐めくさっておりコメカミに青筋が浮きます。なんやねんニュージャージー出身て。あとその胸は豊胸じゃないのか?「ヨクナイ事デース!!」ってカタカナで喋ってる場合か。と様々なツッコミが胸中に去来しますが基本的にぶつける相手が紙ペラなので空しさもまたひとしおです。



作品11号。セクシー路線に戻ったかと思いきや再度悪趣味路線へ。しかし何でしょうねえこの防毒一家は。マスクのデッサンがやや怪しいあたり、やはり画伯は数をこなす事によって己の技量を上げんとしているさなかではないかと思われます。実は路上駐車・路上喫煙なんて最初からどうでもよく、ただポスターを描いて張りたかっただけじゃないのか。いや一歩譲って初期衝動はそんな不埒な行為の弾劾であったとしても、回を重ねるに従って弾劾そのものはどうでもよくなりポスターを描いて張るという手段そのものが目的化してしまったのではないか。というか今やこの律儀な更新頻度は画伯の情熱大陸の結果と言わずして何であろうか。そしてこうして画力を上げて行った先に画伯は何を見るのか。なんだか壮大な話になってきました。



作品12号。この間オイラが一週間ほど不在だったため、もしかしたら11号と12号の間にもう1作品存在していたかも知れませんが、観察者がいない以上それは幻と言えます。この作品にはやや画伯の息切れというかネタ切れというか情熱の薄まりが感じられ、もしかしたらこのままフェードアウトして行くのではないかと一瞬の危惧を感じたのであります。なので当ブログ上での紹介も12号をもって一旦の区切りとし、その後は画伯が何かブレイクスルーしたときに都度ご紹介、というスタンスに切り替えましたが、画伯の更新はそんな思惑とは無関係に続いており、観察者たるオイラも律儀にそれに付き合っていたのであります。以下、未公開作品を一挙に公開です。



作品13号。やめてね。なんでしょうかこの80年代テイストは。髪型といい服装といい濃厚な80年代後半のアイドルのニオイがしますが、しかし誰?判る人は教えてください。わたしゃサッパリです。



作品14号。お、なんだかフツーだ。お役所のポスターみたいな無害さが炸裂しています。これまでのエログロナンセンス路線から一歩踏み出して大人の階段を昇りかけている感じが。画伯はまだシンデレラなのでしょうか?このまま人畜無害なポスターを描き散らすようになってしまうのでしょうか?画伯、しっかり!画伯、目を覚まして!



というような心配をしていたところ飛び出したのがこの作品15号。オイラの心配は杞憂に終わったようですが、しかしそれは良かったのか悪かったのか。というかこの図案は大丈夫なのか?超ローカルな地域にのみ晒されていたものがこうしてネットに引きずり出されたことによって物議をかもしたりするんじゃないのか?と思わずオイラも躊躇しましたが、まあ神は心の広いお方なのでこのくらいは大目に見てくれると信じます。しかし古今東西神の息子とカカシを同じ位置づけで描いた画家というのは世界広しといえども画伯ぐらいではないでしょうか。画伯の畏れを知らぬチャレンジ魂には頑固な脱肛も引っ込む思いです。あと「リアルにやめて!」とありますが見失っていた本来の目的にハタと気がついたのでしょうか?あと画面下のバーコード紳士は誰?なんか近隣にモデルがいそうな気がしますが。


ちなみにこの作品15号、クリスマスシーズンに張り出されていました。画伯は世間の空気に敏感なのかそうでないのか、今ひとつ判断にこまるところです。作品からはクリスマスのクの字も漂ってきませんが…。で、クリスマスが終わった翌26日(金)に張り出されたのが目下最新作である作品16号です。



えー折からの雪で画面下端がボカシのように見えにくくなっていますが、のちに確認したところそれほど不穏当な描写があった訳ではないので安心安心。クリスマスが終わるや否や作品を張り替えてくるとは画伯もギャラリー受けを意識しているのでしょうか。しかもこの画題は前作に増して気まずい感が。「おやめになって!!」ってそんな煩悩を振り切ったはずの方々が絡み合っているのですが。一体何をなさっておられるのでしょうか。しかも背後のお釈迦様の顔面ににじむエロスはただ事ではありません。いいのかこれ。とにかく宗教ネタは危険なのでセーブして頂きたい。出てくる神の種類によってはオイラも作品の画像アップを自重せねばならないかも知れませんし。お願いしますよ画伯。


目下のところこの16号が最新作となっております。昨日(月曜)に確認したところ、まだ更新はされていなかったので、次のタイミングとしては元旦かもしくは1/5(月)のいずれかと思われます。いずれにせよ年内の更新はこれで最後の模様。引き続きワッチンは続行し、また何かの機会にまとめてアップしたいと思いますので乞うご期待。画伯先生の作品が読めるのは当ブログだけ!先生の新作にご期待ください!