カジノロワイヤルの手帖

banの映画感想&小説漫画音楽路上日常雑感。

ドリームキャッチャー

ドリームキャッチャー 特別版 [DVD]
原作:スティーブン・キング、監督:ローレンス・カスダン。っていうかこれローレンス・カスダンの映画だったのか!と観始めてから気付きました。そのくらい予備知識ゼロ。内容はよくわからないけど色々評判を聞くとなんだか凄いらしい。様々な意味で。というわけでレンタルしてきて早速観てみました。


感想)論評に困る映画でした。


以下微妙にネタばれるのでしばし改行。
















超能力中年ズ!スタンド・バイ・ミー!謎の少年!伝染する病気!大量下血!ワーム型クリーチャー!軍隊!閉鎖される豪雪地帯!エイリアン(グレイ型)!特殊部隊!鬼隊長!エイリアンが人間のボディをスナッチ巨大UFO!爆破!謎の少年正体明かす!


…という訳で15翻数え役満といった内容の濃さですが、濃すぎて2時間の映画だと語り足りないところ多し。これは映画よりもドラマにして長い時間かけて語るか、もしくは上に挙げた要素のいくつかをバッサリ切ってフォーカスをどれか一つに絞るか、どっちかを選んだ方が良かった気が。特殊部隊と巨大UFOはバッサリ切って、もっとミニマムな話にして超能力中年ズがエイリアンの都会行きを阻止する話にした方が感情移入でける話になったと思います。スタンド・バイ・ミー』のガキ4人組が宇宙人と戦うようなテイストで。特殊部隊の鬼隊長はモーガン・フリーマンですが、豪華なキャスティングの割にこの人出てくる意味あまりなかったですよ。何考えてるか解らないし。


とはいえ、先の展開が良くも悪くも全く読めず、面白かったので最後まで退屈せず一気に観ちゃいましたよ。ただし、面白いのに色々詰め込み過ぎて消化不良を起こし傑作になり損ねた作品と言えましょう。スティーブン・キングのファンの方とB級ホラーファンの方はどうぞ。