カジノロワイヤルの手帖

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年度末阿鼻叫喚

え、一月は居ぬ、二月は逃げる、三月は去ると申しますが、一月ちゃんはとっくに居なくなり、二月くんも凄いイキオイで逃走しようとしています。こんな調子では三月さんは一体どうなる事やら。これからさらに忙しくなるのに今から先が思いやられます。


しかしよく考えると別にこの時期だけ時の流れが早まるわけではなく、最近なんとなく「一月はいぬ、三月はさる、そして二月はきじ」と桃太郎がキビダンゴを投げつけてきそうなバカ思考を己の脳内でこっそり展開していた訳ですが、ふと思い当たることが。


二月は基本的に28日しかなくて、大の月や小の月にくらべて2〜3日短い。これはまあ物理的に短いので、早く過ぎ去ってしまうと感じるのも納得がいきますが、しかしそれでも2〜3日です。しかし体感的には一週間くらい短い気がします。一月や三月はともに大の月なので、一月〜三月をトータルすると90〜91日間ということになり、他の時期に比べて極端に日数が少ないということもない。


じゃあ何なのか、と考えてみましたが、思うにこれは一月〜三月の慌ただしさから来てるのではないでしょうか。一月は正月があるので上旬は正月気分。以降も年始の挨拶とか仕事始めとか新年会とかイベント多し。二月は行事的には節分にバレンタインとわりとどうでもいい感じですが、春からの新生活に向けて動き始める人が出始め、受験があったり進学があったり就職があったり転任があったり、またチラホラと引っ越しの話をあちこちから聞くようになります。すると必然的に起こるのがその準備や段取り、また引っ越す人の送別会があったり餞別の買い物があったり。これが三月になるとバタバタがさらに狂乱の度を高め、実際の引っ越しとか入学、就職、新生活の準備とかが最高潮に達し無我夢中で乗り切ると気がついたら四月でした。ということではないのか。さらに言うと自営業の方々などにおかれましては頭の痛い確定申告なる厄介や手続きもこの時期にあり、会社員の方におかれましては人事考課や来年度の年俸についての面談があったり、各種清算も急かされたり、4月から来る新入社員への受け入れ態勢も整え、そんな中通常の業務も尋常にこなさなければならず、年度末という言葉にかすかな殺意を覚え、納期などに追われつつ気がついたら4月になっていました。ということではないのか。


ということはですな、一月〜三月は「正月〜年度末」という年間を通してもっとも慌ただしくなる時期であり、そのために早く過ぎ去ってしまうような錯覚を覚えるのではないか。


というようなよく考えれば当たり前のことを延々書いてしまってどうすんだオイラ。この忙しい時期に。では行ってきます。