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カジノロワイヤルの手帖

banのスットコドッコイ映画感想&小説漫画音楽路上日常雑感。

「蒐集家」(異形コレクション)井上雅彦 監修

蒐集家(コレクター)―異形コレクション (光文社文庫)
個人的に短編集、アンソロジーの類いは好物でして、例えば「日本怪奇小説傑作集」なんかはオイラの愛読の書だったりするわけですが、なんでかというと寝る前に読むにはちょうど良い長さだから。というわけで鮎川哲也中島河太郎によるアンソロジー、岡本綺堂の「半七捕物帳」なんかをここ数年好んで読んでいたのですが、そんな折に出会ったのがこの異形コレクション」。最初に買い求めたのは「心霊理論」がテーマの巻でしたが出来不出来にばらつきはあるものの、数多くの執筆者による色とりどりの奇想が競いあう充実のアンソロジーっぷりに感心した次第でございます。このアンソロジーから、日本推理作家協会賞短編部門にノミネート、あるいは受賞に至った作品が何本か出ていることからも、一定の水準を保っていることが伺えます。


今回買い求めた「蒐集家」(コレクター)ですが、これは「コレクション」というテーマで書き下ろされたシリーズ30巻目にあたるアンソロジー。多彩な顔ぶれとそれぞれの奇想がやはり花開いておりホラー、ミステリ、奇妙な味好きには辛抱たまらん充実の内容になっております。特にギリギリでキワキワで余りにも危険過ぎる内容の「DECO-CHIN」(中島らも)、短編ミステリーとして鋭い切れ味の「ディープ・キス」(草上仁)が印象深い。


「心霊理論」「蒐集家」で味をしめたので、異形コレクションを「コレクション」したいなーと思っておる次第ですが、この分厚さの文庫がまだ30冊以上ある…と思うとちょっとクラッと立ちくらみがしそう。いろんな意味で。あと本棚増設しといて本当によかった。


心霊理論―異形コレクション〈38〉 (光文社文庫)

心霊理論―異形コレクション〈38〉 (光文社文庫)

日本怪奇小説傑作集1 (創元推理文庫)

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日本怪奇小説傑作集 2 (創元推理文庫)

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日本怪奇小説傑作集 3 (創元推理文庫)

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