カジノロワイヤルの手帖

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スター・トレック

スター・トレック (角川文庫)
監督:J・J・エイブラムスすいませんオイラ『スター・トレック』といえばマトモに観たのはテレビ版の「新スタートレック」くらいで、それも妻が熱心に観ているのを後ろからなんとなく観。という感でマニアックな知識はうすぼんやりしており、基本的な知識ぐらいしかないスタートレック素人」なので、巷のトレッキーの方々のようなディーーーーープな思い入れは無く観ました。以下感想。


感想1)
最近の映画の傾向に乗っ取り、ハデ目で肉体派のアクションにスピーディーな展開で、最後まで一瞬も飽きる事無く観ましたよ。面白かったであります。


感想2)
何かディーーーープなトレッキーの方からすれば「なんでだよう!」という部分もあるらしいですが、スタートレック素人にとっては「何が?」という状態なので無問題でした。しかし素人から観ても「ここで古くからのトレッキーの方は大号泣なんだろうなあ」と思われるシーンが多数あり、オールド・ファンへの気配りを大事にしつつも新しく21世紀向けにアップデートした『スター・トレック』を観せてやるぜ!という意気や良し。


感想3)
話は結構込み入っているように見えますが、とにかく○○からやって来て○○を変えるんだよな。という部分を押さえていれば大丈夫。というかそのくらいのざっくりした認識でも楽しめるようになっているのでマイペンライです。というかざっくりとマクロな視点で観ないと、宇宙の法則とか因果律とかいろいろ細かいところが気になり?マークが嵐のように襲いかかってくるのでそのへんはつつかない方が無難かと。


感想4)
スポック役のザカリー・クイントがまさにスポックを演じるために生まれて来たかのようなハマりっぷり。この人、こんなにハマっちゃってこの後の役者としてのキャリアがどうなっちゃうのか心配。あと、元祖スポック役のレナード・ニモイも出てくるとは聞いてましたがあのような形で出てくるとは…。あとはエンド・クレジット見たらウィノナ・ライダーが出てたらしいんですがいったいどこに?思い当たるのはスポックの母ちゃん役ですが全然判らなかったよウィノナ。


感想5)
音楽はテレビ版の「宇宙大作戦」のそれをフィーチャーしたものらしいですが、オイラそっちは全然見た事ないので、メインテーマはやっぱりジェリー・ゴールドスミスのあの旋律がしっくり来るよなあと思いました。あっ。そこの厳しいトレッキーの方、石は投げないで。石は。痛い!痛いから!


感想6)
バットマン・ビギンズ』とか『007/カジノ・ロワイヤル』とか『ターミネーター4』とか、往年のシリーズを新解釈でシビアにシビアに再構築、というのが最近の流れなのでしょうかね。この映画もそんな感じのリメイクでした。関係ないですがこの日は『ターミネーター4』の先行上映があったため、朝イチにもかかわらず劇場には珍しく行列ができてましたよ。