というわけで世間世界を席巻なすっている新型インフルちゃんですが、とうとう我々も水際にさらされております。まるで台風中継をさせられる小倉キャスターに本人もスタッフも視聴者もハラハラというようなサスペンスフルな状況。うちの会社では社員本人の感染者はまだ出ておりませんが、社員のご子息ご令嬢におかれましては、折からの学級閉鎖学校閉鎖の嵐にもかかわらずポケモンブームのように次々と感染。その保護者たる社員もインフル魂を持ち込んで会社を阿鼻叫喚のインフル地獄に叩き込まぬようとの経営陣の判断から、本人は元気にもかかわらず自宅待機を命ぜられるので気の毒です。まあお子様の看病もあるでしょうから、これはこれでナイスな判断と言えますが。
しかしもはやいつ自分が感染してもおかしくない状況でして、さらにいまだ社員自身が罹患していない状況ですから、社内で最初の罹患者になるのは誰だ、的な土俵際のガマン比べ状況になっており、もしも最初に罹患してしまいその後社内にインフル地獄が渦巻いた場合、その後あのときのインフル禍の最初のアウトブレイカーはあの人よ。あの人か。あの人だったなあ。というように皆様の記憶に残ってしまう事は避けがたく、まるで『ジュラシック・パーク』の鉄壁のセキュリティをウッカリから台無しにしたバカデブ科学者のようなアルティメット粗忽者として未来永劫マイナスの方向に讃えられるのではないかという恐怖、それと家族にうつすのは今はちょっとまずい、という危機感からいつになくうがい手洗いを欠かさない私でした。
