カジノロワイヤルの手帖

banの映画感想&小説漫画音楽路上日常雑感。

棄本日記2007/12/27

先日のクリアランス計画の結果は芳しくなかったものの、下記の書籍の放出を決意。がんばりましたオイラ。しかしまだ手放そうかどうか決めかねているものもいくつかあり、まあそれは来年にということで。

地下鉄のザジ (中公文庫)

地下鉄のザジ (中公文庫)

いや映画化されたのは最高で、観た時に感動してイキオイで原作も買って読んでみたんですけど訳がツラくてねえ…。映画版のDVDがあればいいや。持ってませんが。

皇帝のいない八月 (新風舎文庫)

皇帝のいない八月 (新風舎文庫)

去年の正月に暇つぶしに読みました。面白かったけど、これは映画版で観たかったなあ。…と思ってたら映画版の評判は散々である模様。原作を先に読んで正解だったかも。とはいえ、個人的にあまり肌に合わない作風の本だったので野に放流。

下山事件(シモヤマ・ケース) (新潮文庫)

下山事件(シモヤマ・ケース) (新潮文庫)

これも面白かったんですが、同じ謎解明の経緯を、事件関係者家族の目線で追った「下山事件 最後の証言」(柴田哲孝)が明らかに決定版なので、こっちはもう要らない。放流。

ネコマンガ

ネコマンガ

その他、シリーズの「ターボ!ネコマンガ」「ネコマンガP」「ネコマンガ4」も同時に放流。今は文庫で再発されてるので、また欲しくなったらそっちを買うつもり。

ちんかめ
かれこれ9年くらいまえ、多少付き合いのあった女子から突如プレゼントとしてもらったもの(しかし何故プレゼントとしてこれを?という疑念はいまだに尽きませんが)。いわゆるオシャレなヌード写真集。「おしゃれでエロい。」が売りなんだけど結婚した今となっては置き場所に困るので放流決定。

・ピコエンタテイメント Vol.1&2
93年発行のテクノ専門ムック。YMOの再結成時に合わせて出たので、YMO関係のディスクレビューがやたら充実。あとテクノ名盤100選(Vol.1)、P-MODEL&平沢進特集(Vol.2)などのお好きな方々にはたまらない企画や、ヴィンテージ・シンセカタログなんかも入ってて、大学生当時はかなり読み込んでましたが、ネットであらゆる情報がポイポイ手に入る今となっては持っている意味もほぼ無いわなということで放流。あと、妙に当時のアイドルをフィーチャーしてて、細川ふみえ宍戸留美東京パフォーマンスドール制服向上委員会などのテクノ好きするアイドルがTB-303なんかを片手にグラビアに載っているのは今となっては貴重かも知れませんが、オイラとしては別にどうでもよろしい。

・デジタル・ヒーローズ
これも93年発行の、サブカル系ゲーム専門ムック。…と言いつつなぜかYMO特集が入ってたりして、テクノ好きなゲーマーをターゲットとしたムックと思われます。ゲームミュージックのクラブミックスの特集にやたら力が入ってたりね。あと、マリオよりもソニックのほうがクール!という価値観が横溢しているあたり、当時のサブカルの空気がモロに出てて今となっては微笑ましい。各所に挿入されているCGの荒っぽさも隔世の感が。

・シナリオ(2001年2月号)
なんでこんな雑誌が手元にあるかというと、『シベリア超特急2』の脚本が掲載されているからで、当時レビューを書くための資料として取り寄せで買ったのですが、レビュー書く前にDVDを買ってしまったので意味が無くなってしまった。というわけでほとんど目を通してません。が、脚本を担当した北里宇一郎の短文が掲載されてて、題が「カルト映画と呼ばないで」だったのには思わずもらい泣き。内容は「シベ超」の続編の仕事が来て、シナリオライターの意地でもマトモな脚本に仕上げちゃる。バカ映画とは呼ばせん!と意気込んで書き上げたものの、監督の晴郎は意図的にバカ映画にしようとしているフシがあって気分は複雑の極み。という心情を綴ったもので、プロ意識とシベ超に板挟みの超気の毒状態が伝わってきて泣けます。


…というわけで、値がつきそうなものからダメっぽいものまで色々ですが、浪漫堂さんまたよろしくです。