むかしテープで聴いてたアルバムをCDで買い直すプロジェクト地道に進行中。ああたこんなアダルトで（エロい意味でなく）オシャレな音楽を田舎のニキビ盛りの高校生が背伸びして聴いていたという、なんで当時のオイラはこのアルバムをテープに録って聴いていたのか思い出すとイタさに思わず頭をかかえてしまう一枚。しかし久しぶりに聴き直してみると、やっぱり一曲目「スムース・オペレーター」がオシャレながらもポップソングとして非常にキャッチーであり、このへんが当時の自分の耳にフックしたものと思われます。たしかFM番組のエアチェックで初めて耳にしたんじゃなかろうか。
それにしても昔は沢山あったFM雑誌って全く見なくなりましたね。「FMステーション」とか「FMレコパル」とか。自分もこの手の雑誌を読んでアーティスト情報とかオーディオの知識を得ていたものです。エアチェックという行為も今はもうほとんど行われていないのではないでしょうか。あの録音に失敗すまいという緊張感も、今考えると真剣に音楽と向き合うための儀式として機能していたような気がします。
