カジノロワイヤルの手帖

banの映画感想&小説漫画音楽路上日常雑感。

G線上のアリア

札幌は円山のギャラリー門馬邸にて、チェンバロとバイオリンのコンサート。同居人がチラシ制作に関わっている関係で招待されたので、ありがたく行ってきました。ここでのクラシックのコンサートは数度目の鑑賞ですが、いつ来てもアットホームな空間(というかホントに家)で和みます。本日はバッハの特集だったんですが、アンコールで聴けたG線上のアリアが素晴らしく美しくてウットリ。チェンバロとバイオリンの生演奏の響きが心地よかったのもありますが、やはり曲の美しさが圧倒的で、さすが、世界で最も美しいメロディのひとつ、なんて言われているのも納得であります。
画像は休憩時間中のチェンバロの調律風景。専任の調律師の方がまめまめしくチューニングをしておられます。チェンバロという楽器は非常にデリケートというか、センシティブというか、まあ平たく言うとすぐチューニングが狂うというまことに手の掛かる楽器で、奏者の明楽みゆきさんも、いつぞや「チェンバロ奏者の人生は、演奏してる時間より調律している時間の方がはるかに長いんです」と冗談交じりに語っておられましたが、多分マジでしょう。って考えると凄いな。