カジノロワイヤルの手帖

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いかにしてオイラは全く運動せずに10kgの減量に成功したか(1)


このたび10kgちかいダイエットに成功してしまいウハウハなので、その顛末のメモなど。





【減量前の状況】

■体重

身長:177cm
体重:84.3kg

極端に肥満と言う訳ではないけれど、確実にメタボ予備軍というか、むしろ予備軍から無事本隊に昇格したメタボ軍新兵一年生という風情でした。たるむ腹。二重化するアゴ。はちきれるシャツのボタン。これはつらい。

■食生活

三食は自宅での食事が中心です。

朝食:ゴハンを山盛り一杯に、味噌汁。おかずが2~3品。

昼食:リーマン時代は手弁当かコンビニ弁当。自営業になってからは、ゴハン山盛りに簡単なおかず。週一回のペースでラーメン屋巡り。

夕食:柿ピーやナッツをつまみながらビールかウイスキーをがぶがぶ、という感じで始めて、おかず2~3品。飲み終わったところで、シメにゴハン。

夜食:眠れないときは寝酒にウイスキーを2杯くらい追加。ここでもツマミにチーズとかナッツをむさぼり食べ。

■運動

リーマン時代はダイエット目的で週2回ほどスポーツジムに通い、主に筋トレに励んでいましたが、一年続けても体重は減らず、むしろ筋肉がそれなりに付いて余計体重が増えやがりました。子供が出来てからはそれも止め、運動といえば毎日の通勤時の徒歩、片道6~7分程度。自営業になってからは保育園への送迎時徒歩、片道3分。雪が積もる前は気分転換もかねて昼食後に一時間弱のウォーキングを週2~3回、軽く汗を掻く程度の負荷で。これは3ヶ月ほど続けましたが、雪が積もってしまったので終了。北国のツライところです。ちなみにウォーキングで体重が減った感触はゼロでした。ふざけんな。


こうなると、日常的にやる運動としては片道3分の保育園への徒歩、それと子供を抱っこするときの負荷くらいなもので、さすがに運動不足で身体がギシギシと軋むので、時々ラジオ体操をやって身体をほぐしてた程度です。まあ運動らしい運動はどう考えても不足しまくりですね。


【減量開始のキッカケ】

・久し振りに会った友人に「太ったな!プギャー」と激しく突っ込まれ、心のなかでそっと打ちひしがれる。

・年賀状用に妻が写真を撮ってくれたのですが、えっ、コレが俺…?と呆然とするレベルのむちむちフェイスが画像の中に。いや自分の顔かたちなんて毎日鏡でみてますがな、と思いますがこれが罠。毎日鏡で見ている自分の姿というのはもはや主観の一部らしく、どうやら無意識のうちに「俺フィルタ」が掛かっていて多少の容貌の変化は無いものと認識されており、これが無意識レベルで「今日も俺、見た目はまあ大丈夫」という油断を生む元凶となっていた模様です。他人が撮った画像や動画にはこの俺フィルタが全く掛からない分、きわめて客観的に自分の姿を見ることが出来るので、そのギャップは実に大きい。これはダイエット開始のモチベーションとしてはかなり強力です。

・かかりつけの内科で健康診断を受けたところ、尿酸値と中性脂肪やばいよ。特に尿酸値の方は今すぐ投薬治療を開始するレベル。という無慈悲な結果が。


…というような出来事が一ヶ月の間に続き、さすがに何とかせな、と思ったわけです。


【まずはツマミを断ってみた】

とはいっても最初からガッツリ減量に挑んだ訳ではなく、まずやれそうな事からやってーみーよーうーかー、という風情のゆるいボチボチ感でした。最初にやったのは、間食を極力やめること。特に、食事以外で一杯やるときのツマミ類を断ってみました。食前や寝る前の飲酒時に食べていたチーズ、ナッツ、スナックの類を全面的に禁止禁止!さらに、バーボンやスコッチなどの「ツマミが欲しくなる酒」も極力止めて、ウォッカなどのクセのないスピリッツをトマトジュースで割って飲むようにしました。ウォッカだけだとツマミが欲しくなりますが、トマトジュースで割ることによって塩気のあるものを口にできるので、ツマミを食べたくなる欲求が抑えられます。この飲み方に変えて、晩酌時にツマミがなくてもワリと平気になりました。ベリークール。


まあトマトジュースばっかだとさすがに飽きるので、たまにはグレープフルーツジュースなどに替えてもいいでしょう。とにかくツマミが欲しくならないよう、酒そのものに適度な甘味、塩味を持たせるのがポイントです。


とりあえずこの飲み方に変えてツマミを断ち、一ヶ月ほど様子を見てみたところ、体重に大きな変化は…なし。なしかよ!ただ、この飲み方はのちの本格的なダイエット開始にあたって、非常に有効な布石になったと思われます。体重は減らないにしても、とにかくツマミは止めることができたので、まず間食を劇的に減らすことには成功したわけです。人生プラス思考です。





…いかん、予想以上に長くなりそうだ。というわけで続きます。