カジノロワイヤルの手帖

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「アルティメット・コレクション」リック・ジェームス

えー先日ボサッとネットラジオの80's専門局を聞いてたらば、流れてきたのがあら懐かしいM.C.ハマー「U・キャント・タッチ・ディス」のベースライン。でーででで。でで。でで。…ああ、こりゃ癖になるわい。大ヒットもするわけよのう。しかしよく聴いてると上に乗っかっている曲が全く違うのであった。というわけで実はこれ、サンプリング元の方の「スーパー・フリーク」という曲でした。

そうか。ハマーの方には実は元ネタがあったのか。知らなんだのう。というわけで元ネタを歌っていたのがリック・ジェームスという方なんですがこの人の事も全然知らなんだ。これまで名前の印象だけでリック・スプリングフィールドみたいな80's産業ロックの人なのかと思ってましたが、実はプリンスの先輩筋にあたるファンクの人だったと知ってビックリ。ルックスはギンギラの衣装にうすら剃りヒゲとモロにプリンス系。音もリズムボックスにペナペナのシンセというこちらもモロに初期プリンスと同じで、プリンスという人の個性はブラック・ミュージック史においては突然変異的に勃発したものと勝手に思い込んでいたのですが実は直接的な影響を与えた人がいたのだなあとつい感動。その「スーパー・フリーク」が頭の中でぐりんぐりん廻り始めたのでこれは買いだろうと思ってCDゲット。中身はこれがもうコテコテのシンセペナペナファンクでツボ入りました。ええのう。

ついでなんですがその後輩筋プリンスの新作「3121」も同時にゲット。こちらはまだ聴いてません。