カジノロワイヤルの手帖

banの映画感想&小説漫画音楽路上日常雑感。

2024-01-01から1年間の記事一覧

最近読んだ本のメモ(2024年4月)

最近、読みたい本が手に入りにくくなってる気が…。 「毒入りチョコレート事件」アントニイ・バークリー(創元推理文庫) 20年ぶりくらい2回目。6人の好事家によって示される事件の6通りの解決。一つ解決が開陳されるごとに、事件のあらたな一面が明らかにさ…

最近観た映画のメモ(2024年3月 その3)

『デューン 砂の惑星 PART2』(2024)監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ 現在公開中。第一部で一家を滅ぼされ、身重の母とともに砂漠の民に拾われたアトレイデス家の嗣子ポール(ティモシー・シャラメ)。砂漠の民と同化しながら、仇敵ハルコンネン家への復讐の機…

最近読んだ本のメモ(2024年3月)

面白くても読んでると眠くなるのはなぜですか。歳ですか。 「ザ・キンクス」(1)榎本俊二(ワイドKC) 初読。超絶のエログロ「えの素」、底なしの深淵「ムーたち」に続く榎本俊二の家族ギャグマンガ。人は死なないし脱がないし分身もしない、という日常の…

最近観た映画のメモ(2024年3月 その2)

アカデミー賞は毎年楽しみですけど、いらん騒動抜きでみたいですね 『内海の輪』(1971)監督:斎藤耕一 初見。松山で呉服屋の女将をやっている岩下志麻。東京で考古学者をやり義父の力で将来も安泰な中尾彬。二人は互いに配偶者がいながらダブル不倫生活を…

最近観た映画のメモ(2024年3月)

『黄龍の村』(2021)監督:阪元裕吾 初見。ネトフリで評判になってるらしく、尺のコンパクトさ(66分)もあって観てみました。キャンプに出かけたウェ〜イ度の高い男女8人( ま た か )。お決まりのウェ〜イ行為を野放図に繰り広げるため観客のイラつきメ…

最近読んだ本のメモ(2024年2月)

ちかごろ短編集ばっか読んでる気が。 「火星年代記」レイ・ブラッドベリ(ハヤカワ文庫) 初読。火星への探検を始めた地球人、そしてやってきた地球人に対峙する火星人。火星に入植し定着してゆく人類と全面戦争で滅びる地球、という物語を26の短編と断章で…

最近見た映画のメモ(2024年2月 その2)

観たい映画を全部観るには人生は短すぎやしませんか。どうですか。 『駅馬車』(1939)監督;ジョン・フォード 初見。お勉強のため鑑賞。恥ずかしながら初ジョン・フォード。駅馬車とは今の乗合バスの馬車版です。アメリカの西部開拓時代、町と町とを繋いで…

最近観た映画のメモ(2024年2月)

時間を作ってちまちま観ています。 『レイジング・ブル』(1980)監督:マーティン・スコセッシ 初見。「怒れる雄牛」の異名を持つ実在のボクサー、ジェイク・ラモッタの栄光とその内幕を、当時のイタリア系アメリカ人社会の裏表を絡めつつ描く伝記映画。主…

最近観た映画のメモ(2024年1月 その2)

『アラビアのロレンス』(1962)監督:デヴィッド・リーン(1/19) 初見。名作オブ名作オブ名作とのことなのでお勉強のために鑑賞。オスマン帝国に支配されたアラブの民を解放すべく戦ったとされる、英国軍中尉のT.E.ロレンスの活躍と苦悩を描く超大作。はし…

最近観た映画のメモ(2024年1月)

『オズの魔法使』(1939)監督:ヴィクター・フレミング(1/11) 初見。名作との誉れ高いのでお勉強のために鑑賞。うわぁ…。これはなんというか凄い。なんでしょうこのキャンプな雰囲気は。カラー映画最初期のこってりとした色味、それを強調する極彩色の美…

最近読んだ本のメモ(2023年12月 その2)

引き続きちまちま読んでますが、年末年始はあまり読めなかった… 「世界怪談名作集(上)」岡本綺堂編・訳(河出文庫) むかーし買ってたのを忘れてて本の山から発掘したのを初読。しかし(上)とあるのに下巻がうちにはないぞ。買うか。本書は綺堂自身が訳出…