カジノロワイヤルの手帖

banの映画感想&小説漫画音楽路上日常雑感。

山岳演習報告(続)

…朝になってしまいましたが、報告を続けます。



・テントに入って寝るが胃もたれで目が覚め、翌日のコンディションを考慮して自主的にリバース。持参したサクロンのおかげで士気は下がらずに済む。
.翌朝。朝食は昨日の夜に大量に残った肉と各自一個ずつのおにぎり。胃もたれに苦しむ隊員が多く士気が大いに下がる中、リバース&サクロンの強力コンボで復活した自分は一人モリモリ肉を食べ士気を上げる。
・天気は降るのか降らないのかハッキリしない曇天。これは予想していたので士気には影響せず。野営装備を片付けてキャンプ場を車で出発。自分以外の隊員は炭水化物の不足で明らかに士気が下がっている。
・目標の層雲峡黒岳麓に到着。コンビニで登山中用のドリンク、栄養補給用フードを購入。自分以外の隊員はとにかく炭水化物をもとめてオニギリ等を購入しすぐさま摂取。炭水化物効果で士気が微妙に上がる。
・装備をととのえ、黒岳(標高1984m)の麓からロープウェイで一気に五合目まで登る。その後リフトにて七合目までマッタリ登る。リフト搭乗中に眼下に野生のエゾシカを発見。士気一気に急上昇。
・リフトを降り、いよいよこれから本格的な登山になる。山小屋で入山名簿に記帳後、山道に侵入。いきなり看板が出現。「貴兄はたった今ヒグマの棲息する地域に足を踏み入れた。ついては危険なので注意せよ」「もしもヒグマに出会ったら」「ヒグマに取られた物を取り返すのは自殺行為である」等の非常にシビアな警告が連なっており士気は急降下。
・しかし気を取り直して登山開始。正直なところ自分は軽いハイキングくらいに考えていたが、道は予想以上に険しく、十分も経たないうちに息が上がり足が重くなる。正直、黒岳ナメててサーセンでした。自分は愚かでした。と思うが今はひたすら登るしかない。士気をむりくり上げて険しい道を登る。
・休憩中に辺りを見回すと、トリカブトが群生しているのを発見。毒草フェチの自分のみ士気が上がる。「トーリ」「カーブト」「トーリ」「カーブト」と声を出して他の隊員の士気も高めようとするも、効果は芳しくない。
・登山開始より一時間弱、ようやく黒岳登頂に成功。すばらしい達成感。素晴らしい眺め。隊員の士気はここにきてマックスに。自分は士気が上がったあまりケータイからブログを更新するという愚かな行為に。それぞれ思い思いに頂上での達成感をしばし噛み締めていたが、なにせ頂上なので風が物凄く、汗が急速に冷えて寒くなってきたので士気がしおれるように急降下。とりあえず九合目あたりまで降りて一休み。
・一休み中に角瓶のポケットボトルを出して一杯やる自分。これがうまい!ものすごくうまい。身体の疲労のおかげでタダの角瓶が五臓六腑に染み渡るようにうまい。ひとりだけ士気がものすごく上がる。が、絵的には登山途中も酒を手放さないダメなおっさんなので他の隊員の士気は微妙に下がっていたのではと思われる。
・下りは登りに比べて非常にラクだが、膝や足先への負担が大きい。が、行きに比べてすいすいと進むので隊員の士気も上がり傾向。45分ほどでリフト乗り場に到着。
・その後、リフトとロープウェイを乗りついで下山。やりました。われわれはやりました。と大きな達成感。もう士気を上げる必要もないので、とりあえず近隣のラーメン屋に入って各自ラーメン&ミニカレーとかトンカツラーメン等のパンチの効いた飯をたいらげ、その後近隣の温泉に入って汗を流し、満腹&サッパリ&心地よい疲れというトリプルパンチに士気は限りなくゼロに近づき、もうここで一泊して帰りたいと真剣に思うが明日は仕事なので各自「家に帰るまでが登山である」の合言葉を胸に帰途につく。札幌着は21時。隊長宅にて装備品一式の片付けを行ったあと、解散。



報告は以上です。よろしくお願い致します。