カジノロワイヤルの手帖

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ウルヴァリン:X-MEN ZERO

ウルヴァリン:X-MEN ZERO <2枚組特別編>〔初回生産限定:デジタル・コピー付〕  [DVD]
主演:ヒュー・ジャックマンX-MENシリーズは『3』を観ていないんですが、これは前日譚なのでまあ良いであろう。と思って観ました。特に不都合は無かったとです。では感想。


感想1)
まあX-MENファンの方々におかれましては、ウルヴァリン燃え(萌え)の方々は押さえておいても良いかと。あの拳からニュッとでる金属の爪にほのかな憧れをいだくオイラとしてはそれだけで満腹でした。あと眼からビーム出っぱなしのサイクロップスちゃんの少年時代がでてきて、出っぱなしのビームの不便さを見せてくれるので眼からビーム好きのオイラとしてはデザートも頂いた気分です。


感想2)
逆にウルヴァリン?なんかの薬?」というような方におかれましては、まあ拳から爪が生えるのはともかく、「どんな怪我も速攻治癒!」「そんな体質なもんで歳をとらない」という設定の説明が丸ごとすっ飛ばされているため、オープニングからタイトルバックの流れがちょう訳わかんないコトになっていると思われるので、まあウルヴァリンというお方の基礎知識はきちんと予習して出かけられた方がよろしいかと。余談ですがこのオープニング、ウルヴァリンと兄のセイバートゥースが歴史上の数々の戦争で大暴れという場面ですが、第二次大戦のそれはノルマンディー上陸作戦のオマハ・ビーチで、プライベート・ライアン』そっくりの映像のなかをセイバートゥースが大暴れするというエスプリの利いたシーンが入っております。


感想3)
兄ちゃんのセイバートゥースと、ウルヴァリンとの度を超した兄弟喧嘩がこの映画の核で、そこに黒幕のストライカーちゃんの陰謀がぐろぐろ渦巻くのですが、このストライカーのおっさん、やることが度を超しているわりにはたいへんな粗忽者で、うっかり発言や場当たり的な行動、そして常にいっこの事しか考えられないという特殊能力のために、「それはどうでしょうか先生」と思わずつぶやかずにはいられないアワワな展開に発展。全体的にこいつの行動のために、おおむねざっくりした感じの、まあ話の事には眼をつぶってください的な感想がモヤモヤするわけです。


感想4)
シリーズに遂に登場したガンビット。たいそう人気のキャラだそうで、能力も「触れた物に破壊のエネルギーを込める」という燃え燃えミュータントですが、出番が少なくて悲しかったです。


感想5)
アクションは全体的に好調。特に序盤はガン=カタを彷彿とさせるガンアクションと、日本刀VSマシンガンというダブル燃える要素で魅せます。その他予告編でおなじみのウルヴァリンVSヘリコプターのシーン、及びラストの「あの島」でのアクションなど、燃えますな!しかしラストの舞台が皆さんご存知の「あの島」というのはアリなんでしょうか。日本だったらかなりの高確率でNGのような気がします。


感想6)
さっきも言いましたがサイクロップスの少年時代が出て来たりと、のちのシリーズにつながる描写がチラチラ出てくるわけですが、最後に満を持して「あのお方」が登場。しかし時代設定の都合上若返らせるためにCGで修正を入れたためか、または本人のスケジュールの都合か、出て来たご本人はもの凄くCGっぽくてマネキンが喋っているみたいでした。


感想7)
まあ全体的に面白く観たわけですが、ウルヴァリンという複雑なキャラの内面に踏み込むところまではいかず、ディープなファンには物足りないかもしれません。かといってX-MENの予備知識が無いウブな方にもあまり親切でない。というどっちつかずの状態で、あとはひたすらデーハなアクションと悪者の粗忽っぷりを堪能できるという仕上がりになっており、いったいどなたにお勧めして良いものやら非常に悩みますが、まあ拳から鉄の爪が生えているヒーロー燃えの方には自信をもってお勧めできます、というターゲットの狭い映画でした。おわり。