カジノロワイヤルの手帖

banの映画感想&小説漫画音楽路上日常雑感。

哀愁のゲーセン

昨日ちょっと時間ができたので外回り先からの帰りにゲーセン寄ったですよ。ゲーセン。某大学と高校の真ん真ん前、時間は丁度下校タイムを一時間ほど過ぎた頃。この界隈ではほぼ唯一といってよいゲーセンですよ。


カッコー。カッコー。ピヨピヨピヨピヨ。閑古鳥鳴いてました。店内は最新ゲームやレトロゲーまで気合いの入ったラインナップで、レトロゲーは1プレイ30円という往年の駄菓子屋のような価格設定なのに。


大丈夫なのか。ゲーセン業界は。自分が学生の頃は、学校の近所にあったゲーセンは下校途中の学生のたまり場、もしくは講義をサボった学生のたまり場、あるいはゲーメスト」読んで攻略に燃えている猛者のたまり場でそりゃあ活気があったもんですが。


まあ、雰囲気的にはゲーマーのための古き良きゲーセンという風情の店なので、間違ってもカップルがキャッキャウフフしながらプリクラ三昧という行為に及ぶ感じではなく、殺伐とした感じが非常によい雰囲気なのですが、こういうゲーセンが活気を失っているというのはちと寂しい。というか心配。


最近は家庭用ゲーム機の性能がアーケードゲームのそれと同等以上ですし、対戦も通信対戦もフツーに家でできますし、エロいゲームは自室のPCでジョイスティックを握りつつ、というご時世ですから、あえてゲーセンに足を運びコインを積み上げなくてもいい時代なのでしょう。繁華街のゲーセンはまだ盛況ですが、あれは半分デートスポットみたいなもんだし、こういう場末のゲーセンで対戦相手を失った猛者どもが仕方なく人の集まるゲーセンに移っているという気もします。


そういう自分も「鉄拳6BR」を4クレジット分遊んで、うわーこれ家庭用出たら欲しいな。PS3Xbox360買うか。そして通信で対戦を。なんてワクテカしてしまい、自分もさらにゲーセンから足が遠のいていることに気付きましたけれども、でも仕事柄そろそろどっちかの機種は家に導入しておいた方が良さそうだしなあ…と思ってやっぱりゲーセンからは足が遠のくのであった。完。