カジノロワイヤルの手帖

banの映画感想&小説漫画音楽路上日常雑感。

鮎川祭り(ネタバレなし)

・仕事。パズルものを二本同時進行で担当する事に決定。制作業から監督業へリターン。制作中心だったこの二ヶ月、楽しかったなあ…(余りにも遠過ぎる目で)


・いろいろとタスク管理のツールに手を出している。Thunderbirdのアドオン、Evernotegoogleカレンダー、などなど。目移りするなあ。職場のPCと私物のiPhoneと自宅のMacのスケジュール管理を同期したいんだが…。なかなかいいソリューションが見つからない。やっぱりwebブラウザでどこからでも管理できるgoogleちゃんが妥当なところか。


・最近買い込んでいた鮎川哲也の文庫本を一気に読破。「密室殺人」「沈黙の函」「リラ荘殺人事件」など。リラ荘は小学か中学のころに読んだけど、オカンが思いっきり犯人の名をネタばれしてくれてたのもあって、読後の感想は「ふーん」という「ピンと来てねえだろオマエ」と時空を超えて過去の自分にデコピンをかましたくなるモノであったが、長じた今読むと面白かったねこれが。山荘!大学生の合宿!人間関係ギスギス!殺人!死体の傍にトランプのカード!…といわゆる新本格から金田一少年コナン君に至るまで、いったいこの作品が後世に与えた影響は如何ばかりであろうか計り知れない、という恐るべき作品。登場人物の名もリリス!松平サロメなどといったDQNネーム改めキラキラネームがはびこっており、この点でも後世の本格に多大な影響を与えたかどうかは定かではない。ちなみに尼リリスは自称で、本名は南カメだったのでこれはちょっと可哀相だと思った。


リラ荘殺人事件 (1976年) (角川文庫)

リラ荘殺人事件 (1976年) (角川文庫)