カジノロワイヤルの手帖

banの映画感想&小説漫画音楽路上日常雑感。

起きて大変寝て大変

昨日はまたも具合を悪くして一日寝込んでました。こういう時に半覚半睡の状態に陥るといろいろコリゴリな目に遭うというのは前にも書いた気がしますが、昨日のはちょっと大変だったのでここにメモ。


午前中のことでしたろうか。オイラは布団の中でグッタリとなっていたのですが、いつの間にか眠ってしまったらしく、うつらうつらとしておりますと、誰もいないはずの自宅のどこかからカサコソと音がします。そして人の気配。どこにいるかは判らねど、何ものかがウチの中にいる感覚がします。嫌だなあと思って起きようとすると、身体が動きません。意識はある(ただし朦朧としている)のに、ぴくとも動かせない手足。瞼は半開きのまま動きません。何かの気配はいつのまにか自分の枕元にまで迫っている気がします。布団の上で仰向けに大の字になって動けないまま、枕頭の気配の正体をなんとか確かめようと、半開きの瞼の下から眼球だけを動かして枕の向こうを見ようとしますが、半開きの瞼が邪魔して視界の上半分は闇。声は出るかと思って肺の空気を絞りますが、出てくる音は声にならない唸り声だけ。


そのまま数分ほど格闘していましたろうか。身体を動かそうとするのにも疲れ、また眠りに落ちたオイラですが、「起きないと…」という強迫観念が強かったのでしょう。布団から起きてフラフラしながらリビングへ向かうと、そこで目が覚めて自分は布団の中にいる。またなんとか起きなくちゃと思って這いずる思いでリビングまでたどり着くとまた目が覚めて布団の中。また起きて、今度こそ起きれた。やれやれ。と思ってると、あれ、ウチって2階建てだっけ…と気がついて布団のなかで目が覚める。というのを延々繰り返しているウチにやっと本格的に目が覚め、ようやく現実のリビングにたどり着いてソファに倒れ込みました。


それにつけてもさっきの金縛りを思い出すと、自分は布団に仰向けで大の字になり、目は眼球だけを上に向けてたので多分白目を剥いてて、なおかつ「うううううう…」と低い声でうなり、もしかしたら動かない身体を動かそうと全身をピクピクさせていたかも知れず、これじゃまるで『エクソシスト』じゃねーか。ちょっとアレだ。自分以外の皆様にはあまり見せたくないありさまです。


ちなみにあのとき聴こえたカサコソという音は最近我が家に貰われて来たハムスターの「トメ」がエサを漁る音だったと思われます。が、同時に感じた人の気配はなんだったんでしょうかね。混濁した意識の産物、平たく言うと「気のせい」だとは思いますが。


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